こころやからだの調子が上がらないとき、その多くは緊張により心身が強張ったり委縮したり、からだに不要な力が入って抜けなかったりしているものなのです。緊張がうまく改善すると、自分でも驚くほど調子が上がります。
でも、緊張を弛めるのはとても難しいことであり、それが有効にできるのが心理リラクゼーション(ストレスリダクション法)なのです。
心理リラクゼーションは、一見するとマッサージや整体と大差ない印象でしょう。
しかし、自分のからだの特定の部分に注意を向け(させ)、その感じを受け止め、自分で動かしたり弛めたりしながら、改善させる自発的かつ能動的な心理過程をセラピストが援助するものです。マッサージや整体、そのほかの施術とは本質的に異なる、心理援助法なのです。
そのため、少し慣れてくると自分で緊張や強張りに気付くことができ、自分で弛めたり動かしやすくしたりできるようになるのが強みと言えます。実施後、こころもからだも「楽になった!」「軽くなった!」といったお声を必ずいただきます。表情が明るくなったり柔らかくなったりするのも特徴です。